
幹細胞点滴・注射 治療で、機能回復を
皮膚や関節などは直接注射することで移植ができますが、直接注射できない部位には、静脈点滴という形で、幹細胞を血管を通して全身にいきわたらせて、損傷部位に移動して治療を行います。
■注意事項
治療を行うにあたって、患者様と医師、両者の合意があってはじめて治療は行われます。医師より治療の目的や安全性、リスク、そして効果についてしっかりとご説明します。現病歴や既往歴により、治療が難しい場合もございます。
治療を受けるにあたって
下記に該当する方は、医師にご相談ください。
●悪性腫瘍の既往のある方
●脂肪採取時に使用する麻酔薬または特定細胞加工物の製造工程で使用する物質に対する過敏症、アレルギー症状を起こした経験がある患者様
●感染症検査(B型肝炎、C型肝炎、HIVなど)で陽性の方
●出血傾向のある方
●本再生医療の同意説明文書の内容をご理解いただけない方
●妊娠している可能性がある方、妊娠を強く希望している女性、妊婦、授乳婦
●20歳未満または80歳以上の方
幹細胞点滴治療の流れ
患者様へしっかりと事前の説明やカウンセリングを行います。
患者様を第一に考え、ご負担を最小限にとどめるべく治療にあたります。
STEP1
カウンセリング
患者様の希望やお悩みを伺い、最適な治療を提案します。
治療に関して、疑問・ご不安がございましたらご遠慮なくご相談ください。
STEP2
血液検査
血液検査、感染症の検査等を行い、医師から十分な説明をお聞きいただき、患者様の合意を得た上で治療を開始いたします。
STEP3
脂肪細胞の採取
患者様ご本人から脂肪細胞の採取をおこないます。
STEP4
幹細胞の培養
院内の専用施設にて幹細胞を分離して培養を行います。培養期間は3〜6週間となります。
STEP5
幹細胞の投与
点滴により幹細胞を投与いたします。投与された幹細胞は損傷部の再生・修復を促進します。
STEP6
術後診断
手術後、1ヶ月、その後は3ヶ月おきに定期検診を行い、改善状況と安全性を確認いたします。